こんにちは!
岡崎市で整体院しんの院長をしている今井です。
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様々な身体の不調に対して、根本からの改善を望むなら、知識が必要です。
自分の身体に対する、探究心や好奇心を持っている方のために、専門的な身体の仕組みを分かりやすくお伝えします。
その思いを一つの記事にまとめましたのでご覧ください。
→情報発信への熱き想い
目次
【痛みの本質を理解する】医者が教えてくれない腰痛・神経痛から抜け出す方法
【痛み】と言うと、嫌なイメージがあったり、逃げ出したい物として捉えがちですよね。皆さんにお聞きしたいです!
「痛み」とはなんですか?
わからんですよね?笑
「痛み」は「痛み」じゃん!って言う方もいるかもしれません。
感覚的や体感などでイメージをすることは出来ますが、いざ聞かれると答えが出ません。「痛み」はまるで「お化け」みたいですね。知っている様で知らない物なんですから。
相手の正体を知らないと人は怖くなります。だけど安心してください。このブログを読めばわかります。今回は「痛み」についてしっかりと理解を深めて、「ただの現象なんだ。」「怖くないんだ。」と知っていきましょう!
まずご紹介したいのが、私が尊敬している「中村天風」の著書にこんな言葉があります。
「たとえ身に病があっても心まで病ますまい」
今は何を言っているか理解ができないと思いますが、最後にもう一度読んだ時に、心に響く言葉になっている事でしょう。
解説|「痛み」とは
ここでは痛みとは何なのかと言う疑問を解消できるようにお話しします。まずはじめに、世界で最も痛みについて研究している国際疼痛学会の定義を見ていきましょう。
♦︎「痛み」の定義
不快な感覚性・情動性の体験であり、それには組織損傷を伴うものとそのような損傷があるように表現されるものがある。(1986年)
難しい言葉が並びましたね、、、
でもこれを見て何か気付きませんか?違和感がありませんか?
冒頭の「不快な感覚性・情動性の体験」って肉体の話ではなくて、「精神だとか感情・心の要素もある」という事です。切った・打ったなどの外傷だけが痛みではないと言うことを知って下さい!
♦︎「不快な感覚性・情動性の体験」を知ろう!
「感覚」についてはある程度イメージが付きますが、「情動」と言われると、よくわかりませんよね?という事で、まず「感覚」と「情動」について知っておきましょう。
「感覚」とは刺激から五感を通して感じる働きと、それによって起こる意識である(goo国語辞書)。味覚、嗅覚、視覚、触覚、聴覚を感じる事です。
「情動」とはどうゆう事かと言うと、感覚を通してそれが「快」か「不快」と思う事です。もっと深く説明すると、「気持ち良いか・悪いかを通して怒り、恐れ、喜び、悲しみなどの強い感情で、行動や表情の変化、自律神経反応、内分泌反応などの身体反応を伴うもの」です。
参照:第7回学術集会2008.9 「感覚と情動から心身相関を考える」
「不快の感覚性、情動性の体験」の例
つま先を机の角でぶつけて(感覚)、「このやろう!」怒れてしまう(情動)体験
「情動」というのは、哺乳類にのみ備わっているもので、爬虫類や昆虫にはありません。この情動を司る脳の領域を「大脳辺縁系」と言います。ここには意欲・表出・記憶などを司るところになります。なので「痛み」は「記憶」や「意欲」と強烈に結びつきやすいのです。
大事な事なので、もう一度言います。
「痛み」とは不快の感覚性、情動性の体験
現代の日本の医療では「痛み」に対して何をしているかと言うと、対処療法しかしていません。湿布や痛み止めをもらっておしまい。酷いところだと、身体に触らずに帰してしまうところもあります。これじゃあ「痛み」は治らないですよね?だって、不快な感覚は取り除けても不快な情動は全く取り除けていません。
一方、海外の痛みの治療はどうかと言うと、日本とは全く違います。
オーストラリアでは、腰痛などの訴えがある患者に対して「痛みの教育ビデオ」を見せるそうです。痛みはただの感覚であり、不快な情動を持たなければ治っていくことを伝えているのです。湿布を処方する事はほとんどないそうです。つまり情動に対するアプローチを中心に行っています。何度も言いますが、「痛み」は「心」と密接な関係にあるのです。
♦︎「組織損傷を伴うものと、そのような損傷があるように表現されるもの」を知ろう!
ここまでで、「痛み」は心の影響が何となく大きいんだなぁ!って感じてもらいました。
後半は、組織の損傷があるのか無いのかです。では説明していきますね!
・組織損傷とは炎症が起こっている状態(急性痛)。
打ち身や打撲、切り傷などで自分の身体が傷付いている状態です。急性痛は速く鋭い痛みで、主に感覚主体となります。
※炎症とは「発赤」「腫脹」「熱感」「疼痛」を特徴とする徴候が生じること。(4徴候)
・損傷があるように表現されるものとは炎症が無いのにも関わらずに痛む状態(慢性痛)。
これはイメージしづらいと思いますが、傷は付いていないけど痛みの物質が溜まっている状態です。これはどう言う事かと言うと、血流不足が起こっている部位があると血管を広げないといけませんよね?この時、血管を広げる物質が痛みを発するものなのです。この物質が溜まると、炎症は起こっていないのですが「痛み」が出るのです!
「慢性痛」は遅く鈍い痛みで、急性痛の痛みに「不快な情動」を引っ付けて起こります。
ここで何を言いたいかというと、痛みはただの痛み。そこに不快な感情を抱くことで慢性痛となり、長期間の痛みを引き起こすのです。つまり、不快な感情を抱いた「自分自身」が問題であり、痛みに対する捉え方を今までとは変えなければいけません。
♦︎湿布・痛み止めは使ってOK?
では、湿布・痛み止めが効果あるのは「急性痛」「慢性痛」どちらでしょうか?湿布・痛み止めは消炎鎮痛剤です。炎症を抑える為に貼ります。もし炎症が起こっていない部位へ貼ってしまった場合は、むしろ逆効果。血流が悪く冷たくなっているので、余計に身体を悪くしてしまします。
なので、「痛ければ湿布」といった安易な考えは、大変危険な行為だと覚えておいてください。
また、急性炎症が起こっている部位に貼る場合も、自身の免疫反応や血管拡張反応などの自然治癒力を阻害してしまう可能性があります。どうにもならない時の最終手段として使うことをオススメします!
もう一度、国際疼痛学会の痛みの定義を見て翻訳すると、
不快な感覚性・情動性の体験であり、それには組織損傷を伴うものとそのような損傷があるように表現されるものがある。
痛みとは、嫌な体験があり、炎症を伴うものと痛みの物質が溜まって起こるものがある。
痛みの仕組みを知ろう!


痛みとは、「不快な情動」であるとお伝えしました。しかし、痛みの発生・全体的な流れがイマイチわからないと思いますので、簡単にご紹介します。
①組織の損傷・酸欠が起こる
②血を流すため血管を広げる
この時に発痛物質が損傷組織に溜まります。これは、損傷部位の免疫反応を高めたり、栄養素を運搬するために発生します。
③センサーが痛みの物質を感知し電気を流す
痛みの物質のセンサーが反応して、電気信号を神経へ送ります。
④電気は神経を通って脳へ行く
痛み信号は、各器官まで伝達されます。ここまでが「急性痛」です。
⑤脳が信号を受信
伝達された器官で、不快に感じたり、痛いと感じたりします。ここまでが「慢性痛」です。
痛みの対処・治療法


ここまで色々なキーワードが出てきましたね!おさらいをすると、「痛みとは不快な情動であり、炎症が起こるものと起こらないもの」がある。
「痛みをどの様に捉えるかが重要」と言うことをお伝えしました。痛みの「対処」「治療」のポイントとして「不快な情動」「炎症」「血流障害」の3つが挙げられます。
♦︎ポイント①「不快な情動」
これは慢性痛です。痛みを不快な感情として捉えない為に、情報の論理的理解と抵抗性の向上が必要になります。情報の論理的理解とは、「痛み」をただの「痛み」として感じ、それを分析することです。冒頭でもお伝えした「お化け」は怖いと言う話で、これは知らないから怖いのです。怖いから身体を緊張させてしまって、血流障害を引き起こしてしますのです。
腰痛を例に出すと、もも裏を触ると腰痛が楽になりますよ!と知っていれば、怖くないですし、変に身体を緊張させずに済みます。
抵抗性とは、どこまで痛みを受け入れられるか。痛みを受け入れられる量が大きいほど、冷静さを保つことが出来て、自分を分析することが出来ます。逆に抵抗性が低い場合は、痛み以外の情報を感じられなくなりパニックになってしまいます。
自分の分析を通して、知識や知恵を付けて痛みに対する器を大きくするのです。
♦︎ポイント②「炎症」
これは急性痛に多いです。炎症が起きているときは、安静に寝る事が一番です。組織の損傷が起こって、「免疫反応」や「栄養素の供給」などが活発に行われています。なので、患部に負担をかけずに休ませる事が重要なのです。
湿布や痛み止めは基本的にNGです。なぜかと言うと、組織を修復する為に血管を広げているのを阻害してしまうからです。痛みを改善させるのではなく、止めてしまう。つまり痛みの負債を背負うことになるのです。湿布や痛み止めを使う場合は、自分の痛みへの抵抗力を考えて計画的に使いましょう。
♦︎ポイント③「血流障害」
これは慢性痛です。痛みの物質が溜まっている状態な為、適度な運動やマッサージが有効になります。また、患部に負担をかける姿勢を正したりすることでも改善することはあるでしょう。入浴したりもオススメです!
この中でも、もっとも大事なことは、急性痛をいかに慢性痛にしないか
つまり、「痛み」に不快な情動を引っ付けないことです。
中村天風の言葉を今一度見てみましょう。
たとえ身に病があっても心まで病ますまい
少しでも痛みの本質を知って頂けたらと嬉しい限りです。
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