【減塩が危険!?】高血圧との意外な関係が明らかに!|知らないと損する塩のお話

こんにちは!

岡崎市で整体院しんの院長をしている今井です。

Blogを閲覧する前に・・・

様々な身体の不調に対して、根本からの改善を望むなら、知識が必要です。

自分の身体に対する、探究心や好奇心を持っている方のために、専門的な身体の仕組みを分かりやすくお伝えします。

その思いを一つの記事にまとめましたのでご覧ください。

情報発信への熱き想い

 


〜関連記事〜

関連記事①【高血圧の改善法】重要なのは食事ではない!?既存の知識は間違いだらけ/知らないと損する話


【減塩が危険!?】高血圧との意外な関係が明らかに!|知らないと損する塩のお話

私たちの食事には必ずと言っていいほど「塩」が含まれています。醤油や味噌も塩がなければ作ることはできません。また日本は島国であり、昔から塩を用いた料理を食べています。
しかし最近、「塩」が原因で生活習慣病である高血圧を引き起こしていると騒がれています。

その為、世間では「減塩しないと病気になる!」といった情報が拡散されています。

WHO(世界保健機関)では1日の「食塩」の摂取量を5gまでと発表しています。

食品に含まれる塩分を見てみると・・・

醤油ラーメンが約10g、カツ丼3.6g、食パン0.8g。この値を見ると、5gというのがなかりシビアですよね・・・

余談ですが、昔アメリカで「塩抜きの刑」というものがあり、素行の悪い囚人に対して大人しくしてするようにこの刑をしていたそうです。

病院やメディアでは減塩を積極的に勧めていますが、資料や文献を漁っていると、「減塩」をする事で高血圧が防げるの?という疑問が湧きました。

現在、塩に関しては、

「身体に良い食べ物」「高血圧は減塩が良い」など矛盾した情報が行き交っています。

今回のブログを読むことで、「塩」に対する正しい知識を身につけて貰えたらと思います。

 

 

 塩の基礎情報|塩ってなに?

 塩とは

 塩は海水から取れる白くてしょっぱい物。

海水に含まれる「塩」の中には、70種類ものミネラルが含まれていると言われています。

非常に多いです!

また、海水は私たちの血液と成分比が似ているという事も知っておいて下さい。

人間も大元を辿れば、海から生まれた生物ですから似ていても不思議ではないですね!

成分表はこちら

 

表を見てもらうと、ある程度の成分が似ていることはわかるともいます。

一般的なイメージとして「しょぱいからナトリウムが多いでしょ!」

と思いがちですが以外にも「塩素」が一番多いです。塩素は「塩化〇〇」と言った化合物を作って存在しています。代表的なものを言えば、「塩化ナトリウム」「塩化マグネシウム」と言ったところでしょうか。

また、この化合物(海水塩)にはそれぞれに味があります。塩化ナトリウム(塩辛味)、塩化マグネシウム(旨い苦味)、塩化カリウム(キレのある酸味)

その他、塩に含まれる味のある化合物として硫酸カルシウム(甘い無味)、硫酸マグネシウム(コクのある苦味)があります。

色々な味がありますよね!その為、塩をどのように生成するかで味が少し変わってきます。

 

塩の生成法

 次に塩の生成法を見ていきましょう。

基本的に「塩」は天日干しで作られています。広大な乾いた土地に海水をばら撒いて塩を作ります。

しかし日本では、そのような広大な土地がない為、平釜で煮出す。という方法をとりました。

1L中に3gの塩。これでは効率が悪すぎるので、海水を濃縮して煮出す方法をとりました。1000年以上の時を経て、様々な方法が用いられて、現代ではイオン交換膜というものが採用されています。

これが画期的な生成方法で、濃縮過程でウイルスや細菌、水銀などの有害な物質を全て取り除く事が出来て安全な塩を作る事ができます。

ただ、この生成法には弱点があります。

それは、

ナトリウム以外のミネラルが損なわれてしまいやすいのです。

世間で言われている「精製塩」というのがこれに当たります。

 

 

 塩と高血圧の意外な関係

 

血圧との関係を解説!

塩の理解が深まったところで、なぜ高血圧解消に「減塩」と呼ばれるようになったのかをお話します。

「血圧」に関しては、関連の記事をみて下さいね!

高血圧とはいわゆる、全身に血液を送り出そうとしている状態です。

食塩に多く含まれるナトリウムは、血管中に水分を溜め込む性質があります。血液中のナトリウムの量が多いと、血管内の水分量が多くなり、結果的に血圧が上がってしまうという事です。

なので、WHOは「塩=塩化ナトリウム」を減らせば血圧が下がり、高血圧の解消になる!と言っているのです。

でも、この話に「待った!」の意見があるんです。

それが

①血液中のナトリウムは排出されないの?

②ナトリウムの反対の作用は物質はないの?

という疑問点です。

①血液中のナトリウムは排出されないの?

血液中のナトリウムは、基本的に腎臓で濾過されて、不必要な分は尿となり排出されます。

つまり、腎臓がしっかりと機能していれば、血液中のナトリウムの量は多くなり難いという事です。

②ナトリウムの反対の作用は物質はないの?

あります。カリウムという物質で、血液中の水分を細胞の方へと引っ張り出す作用があります。カリウムは、海水にも少量含まれています。

 

ここで何が言いたいのかというと、塩は高血圧の直接的な原因ではないという事です。

塩は腎臓が十分に機能していない場合、高血圧にしてしまう可能性がある

というだけなのです。

 

しかし、稀に食塩感受性が高い人がいます。食塩に対して過剰な反応をしてしまう人です。

石原医師が言うには、

「食塩摂取によって血圧が上がる体質を指す『食塩感受性』は人によって違い、少しの塩分で血圧が急激に上がる人と、そうでない人がいます。本来、減塩するかどうかは食塩感受性に基づいて、個々人で判断すべきです」

1995年に東京大の藤田敏郎教授が公表した研究では、

日本人の約20%が食塩感受性の遺伝子を持つが、50%はこの感受性を持たず、食塩を摂っても血圧が上がることはないとされる。つまり、日本人の2人に1人は減塩する必要がないのだ。

食塩感受性が高い人は「塩」を摂取して高血圧になりやすいですが、大半の人は「塩」を摂取しただけでは症状は出にくいのです。

繰り返しになりますが、

塩は高血圧の直接的な原因とは言えない

と言うことです。

 

 

 減塩のリスク

 最初にもあったように、WHOは塩1日の摂取推奨量は5gと言っています。しかし、夏場では大量の汗をかき体内のナトリウムが減ってしまいます。

こんな時に減塩をしていたらナトリウム不足で様々な重篤な症状が出てしまいます。無理に減塩をした時のリスクをお伝えします。

 

 

♦︎①神経伝達が低下する


ナトリウムは、神経の電気信号を伝達する重要な役割があります。その為不足すると、十分な電気信号を送る事が出来なくなり、足が攣ったりします。

 

♦︎②細胞・血管の浸透圧を一定が乱れる


ナトリウムが減ると、血液中の水分が体細胞の方へと流れ出てしまいます。その為、足がむくんでしまい重くてだるい身体になります。

 

♦︎③血圧を上げようと腎臓ホルモン分泌


血管内の水分が減ってしまう為、血圧が下がってしまいます。腎臓にある血圧を上げるホルモンが分泌します。

その為、塩(ナトリウム)不足で血圧が上がっている可能性もあるのです。

 

そのそも「減塩」が流行った理由として、

1961年。米国のブルックヘブン国立研究所のルイス・ダールの疫学調査で「塩と高血圧が関係している」と報告をしたのがきっかけです。

しかし、ほかの科学者によりさまざまな動物実験や臨床調査が行われましたが、再現性のある結果が得られませんでした。科学的な根拠が不明瞭なまま、「塩分を摂りすぎると高血圧になる」ということが、流行ってしまったのです。

この結果を覆すような研究結果が近年報告されました。

「減塩」が危険という報告です。

2018年にカナダのマクマスター大の研究チームが英医学雑誌『ランセット』に発表した論文では、8万人超の尿中ナトリウム排泄量と健康との関連を調べた。その結果、最も死亡率が低かったのは、1日に約12gの塩分を摂取するグループだった。また塩分摂取量が1日に7.5g以下の人は、1日に12.5gまで摂取する人と比較すると心疾患や死亡リスクが高くなることも分かった。前出のマクマスター大の研究では、塩分を1日12.5g以上摂取すると死亡率が増加した。

減塩をすると、死亡率が上がるというのです。

「塩」と「高血圧」を巡る研究は未だに決着が付いていません。

様々な情報が乱立していますが、以下の要点をしっかりと押さえておけばOKです!

高血圧症をお持ちの方は、

「減塩」を進める前にどんな理由で症状が出ているのかを医者にしっかりと確認をする。

腎臓による高血圧であれば「減塩」は効果的ですし、そうでない場合は逆に危険です。

 

 塩の選び方

塩と高血圧の話はこれぐらいにして、

どんな塩が身体に良いかも気になりますよね?

塩選びで一番重要なことは、

自分が美味しいと思う塩を使う事

簡単でしょ?笑

ですが、健康面に関していうのであれば

天日干し平釜の塩を選ぶと良いでしょう。

理由は明白で、様々なミネラルが豊富に含まれているから。

イオン交換膜法で作られた塩はナトリウム以外のミネラルがほとんど入っていません。

天日干しや平釜で作られた塩は血液と似たような成分です。

また病院で使われる点滴とも成分は似ています。人体に害が少ないことは容易に想像ができますよね?

あとは、どの海域で水を汲んでいるかです。

海洋汚染がされている場所よりも、綺麗な海で作られた塩を選びましょう。

ベストなのが

西オーストラリア メキシコ 伊豆大島 沖縄といったところでしょうか。

個人的には「沖縄」の塩が比較的安価で手に入れやすい為、オススメです!

裏の成分表を見て

ナトリウム以外のミネラルが入っていれば基本的にOKです!

皆様が健康となれるように情報発信をします。

次回をまたご期待ください!

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