【解説:血液検査】肝臓・腎臓・血球編 病気の有無をわかりやすくお伝えします!

整体院しんの今井です。

様々な身体の不調に対して、根本からの改善を望むなら、知識が必要です。

自分の身体に対する、探究心や好奇心を持っている方のために、専門的な身体の仕組みを分かりやすくお伝えします。

ただ、物事を知る際に単一・固定的なな視点ではなく、多角的・柔軟に情報を得られるように内容をまとめています。

その思いを一つの記事にまとめましたのでご覧ください

→【徹底解説】Blogの読み方

 

 

【解説:血液検査】肝臓・腎臓・血球編 病気の有無をわかりやすくお伝えします!

 

健康診断などで行われる血液検査ですが、正直言って見方がまったくわからないですよね?

医者から〇〇が高いから、この薬を飲んで!と言われるだけで、自分の身体がどの様な状態になっているかわからないと思います。今回、そのような悩みを払拭すべく、各項目に関してまとめてみました!

自分身体の状態を知る良い手がかりになる事、間違いなしです!

 

脂質・糖質に関する血液検査は下記のブログをご覧ください!

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↓↓血液検②の記事はこちら↓↓

【解説:血液検査②】脂質・糖質編 生活習慣病の危険はありませんか?

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肝臓系検査

肝臓の機能検査

総ビリルビン

赤血球(酸素を運搬する細胞)には寿命があり毎日少しずつ壊れています。その際に赤血球に含まれるヘモグロビンが分解されて生じるものがビリルビンです。最終的に胆汁として分泌されるため、肝臓や胆のうに異常があると高値になります。

特徴的なのが「黄疸(おうだん)」と言って、皮膚や目が黄色くなる症状があります。

他にも、肝臓癌や肝硬変でも値が上昇するため注意が必要です。

 

☆見分け方☆

ALPとγーGTPの値が同時に高くなっていれば、胆汁のつまりが原因である可能性が高いです。逆にビリルビンのみ高い場合は肝臓の機能が低下していると考えられます。

基準値:0.2~1.2mg/dl

 

ALT(GPT)

心臓・肝臓・筋肉・腎臓などのさまざまな臓器に存在する酵素です。肝臓の細胞で作られるため、主に肝臓に多く存在します。ALTとASTの両方の結果を見て、病状を判断します。見分け方はASTにて紹介をします!

基準値:30U/L以下

 

AST

心臓・肝臓・筋肉・腎臓などのさまざまな臓器に存在する酵素です。特に肝細胞や心筋、筋肉に多く含まれます。これらの臓器が障害を受けると、この酵素が血液中に放出され、値が高くなります。他の肝機能検査が正常でこの値のみが高い場合は、心筋や筋肉に負担がかかっている可能性がありますので要注意です!

☆見分け方☆

ASTがALTより高い場合

 アルコール性肝炎、肝硬変の疑い

ALTがASTより高い場合

 急性・慢性肝炎、脂肪肝などの疑い

ASTのみ高値の場合(肝臓は無事)

 心筋梗塞、多発性筋炎などの疑い

基準値:30U/L以下

 

ALP

これはリン化合物と呼ばれる栄養素を分解する酵素です。身体のほとんどの臓器に含まれている酵素ですが、胆汁の中に多く含まれます。胆汁が流れる胆道に詰まりがあると高値になりやすいです。

☆見分け方☆

ALPとALTが高値の場合

胆嚢がん、胆管結石、肝機能障害などの可能性があります。

基準値:100~325U/L

 

γーGT(γGTP)

蛋白質を分解する酵素の1つです。主に肝臓の解毒作用に関係する酵素で、アルコールの影響で高値になりやすく、常習飲酒による肝障害の指標になります。肝臓や胆のう、膵臓に病気があると高値を示します。

 

基準値:50U/L以下

 

総蛋白(TP)

栄養不足かどうかを判断します。血液中にはアルブミンやグロブリンなどの蛋白(タンパク)があり、エネルギーになったり筋肉を作ったりと様々な働きをしています。低栄養、栄養の吸収障害など蛋白の不足で低下したり、腎臓が障害されていると高値になったりします。

 

基準値:6.5~7.9g/dL

 

◆アルブミン

血液中に一番たくさんある蛋白で、肝臓で合成されます。主に栄養障害の指標として使われます。ただ栄養障害だけでなく肝臓や腎臓の障害の程度を反映したりします。

3.9g/dL以上

 

◆A/G比

血清中のアルブミンとグロブリンの比を調べることで、血清蛋白の異常を知ることができます。ネフローゼ症候群や肝臓疾患、慢性感染症などで低くなります。いわば低栄養の状態です。

 

肝炎検査

HBs抗原

肝炎を引き起こすウイルスの1つであるB型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを調べます。
B型肝炎は重大な病気なので、陽性のときは肝臓専門医を受診することをお勧めします。

 

HBs抗体

B型肝炎ウイルスに対する抵抗力の有無を調べます。この抗体が陽性でHBs抗原が陰性の時はB型肝炎ウイルスによる新たな感染の可能性は低いと考えることができます。

 

HCV抗体

過去または現在、C型肝炎ウイルスに感染した、あるいは感染していることを示します。確認には遺伝子診断であるHCV-RNAを検査します。C型肝炎は重大な病気なので、陽性のときは肝臓専門医を受診することをお勧めします。

 

 

腎臓系検査

尿素窒素(BUN)

タンパク質が分解された時に出る老廃物です。基本的には腎臓で濾過されて尿中に排出されます。腎臓の機能が低下すると、血液中の尿素窒素の濃度が高くなります。

単純にタンパク質をたくさん摂取しても、上がる事があるので下記のクレアチニンの値と合わせて指標に用います!値が高い場合は腎機能障害、高タンパク食が疑われます。

 

基準値:7~23mg/dL

 

クレアチニン

筋肉に含まれるタンパク質の1種で、筋肉を動かすエネルギーとして使われた後、老廃物として尿と共に排出されます。腎臓が正常であれば、ほぼ100%尿と共に排出されるため、腎臓の指標として最も重要な指標になります。特に糖尿病を持っていると、腎機能が障害されやすいため要チェックです!値が高い場合は腎機能障害、糸球体腎炎が疑われます。

基準値

男性:0.61~1.04mg/dL以下

女性:0.47~0.79mg/dL以下

 

その他の内臓検査

尿酸

細胞が分解された際、細胞の核にあるプリン体が壊れて作られます。通常は尿で排出されますが、腎機能が低下したり、プリン体の多い食事を続けると値が増加します。尿酸値が高い状態が続くと、尿酸の結晶が関節に沈着し痛風を引き起こしたり、腎臓に沈着し腎障害を起こします。また慢性的に尿酸値が高いと動脈硬化を引き起こす危険性があります。

最近の情報では、尿酸は抗酸化物質として体内で作用していることもわかっています。値が高い場合は痛風、腎不全、動脈硬化が疑われます。

基準値:2.1~7.0mg/dL

尿酸に関する詳しい記事はこちら

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【痛風】食事制限では治せない!?ビールを制限しても痛風は変わりません!

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CRP(C反応性蛋白)

タンパク質の一種で、体内で炎症が起きたり細胞に障害があったりすると値が増えます。この値だけでは病気の判別はできませんが、値が非常に高い場合は、感染症(肺炎など)や心筋梗塞、関節リウマチなどの疑いがあります。

打撲や捻挫などでも値は上がるため、身体が緊急事態かどうかを見る指標とすれば良いでしょう!

基準値:0.30mg/dL以下

 

 

血球系検査

白血球数

生体を細菌やウイルスから守る免疫に役立つ細胞です。感染症や喫煙、ストレス等で高くなりますが、まれに重大な血液系の病気(白血病など)のこともあります。

 

赤血球数

身体に酸素を運ぶ血球成分です。少ない場合は貧血を、多い場合は多血症を疑います。

 

へモブロビン(血色素)量

赤血球の中に含まれる酸素等を運ぶ成分です。低下すると貧血症状が生じます。貧血の指標に使われたりします。

基準値

男性:13.1~16.3g/dL

女性:12.1~14.5g/dL

 

ヘマトクリット

一定量の血液中にどれだけ血球(赤血球)の割合を示します。貧血があると低下し、多血症のときは増加します。

 

血小板数

血小板には、出血したときに血液を固めて止血する働きがあります。血小板が少ない場合は、体の中で血小板が消費されたり破壊が進んでいたりするか、血小板を作る機能が落ちている可能性があります。

 

基準値:14.5~32.9×/µL

 

 

どうでしたか?

今回は、肝臓や腎臓など臓器に関する血液検査をまとめました。1〜2つの値が異常であった場合は、薬を服用するなどすれば比較的落ち着き易いです。しかし、様々な値が異常だと、病気を合併している可能性があるので精密な検査を受けた方が良いかもしれません。

 

中性脂肪やコレステロールが気になる方は続けて、下記のブログをご覧ください!

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【解説:血液検査②】脂質・糖質編 生活習慣病の危険はありませんか?

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